想いを繋ぐ@東京都美術館

投稿日: カテゴリー: 日記

美しい花ではなく、花の美しさを表現する人、鈴木祥太さん。
自然にある造形から引き算をして、より自然の美しさを作る。
花びらが一枚づつ増える?減る?リング達。右回りと左回りでは、解釈が正反対だ。
「野菊」が一番好き、路傍の花達がいいという25歳の彼。
「遠い山から吹いてくる小寒い風に揺れながら、気高く清く匂う花、優しい野菊薄紫よ」と、音楽発表会でドキドキの独唱をした曲を思い出す。
都美術館の広い展示室の中で、ミクロの存在感で語りかける作品達。オブジェやテキスタイル、漆器、陶器等の作品群の一つでありながら、全く引けを取らずに可憐に咲く花達、新たな生命感がそこに息づいていて、心に残る作品だった。
今回の展示を企画した、小島秀子さんの生み出す青のグラデーションがいつも美しい。
織の緻密な計算プラン、建築家や数学者と染織作家は、相通じるのだろうか?糸というラインが、布という面を作り出す、これも奇跡の創作。陶芸も漆芸も金工、木工も多くの工程を経て生まれる作品達に、沢山のリスペクトとブラボーを!

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