心白く深く、函館・美唄

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2泊3日の北海道。
今回は、二人の友人との再会が待っていた。

2012年4月、アルテピアッツァ美唄での「心を彫る授業」に共に参加した彼女達。
イタリア在住で美唄出身の彫刻家、安田侃氏直伝の熱い授業。
あのミケランジェロ時代から使われているという石塊に向かって、ひたすら金槌を振り下ろし心を彫り出していく時間。
札幌に宿を取り2日間通った彼の地は、以前は閉山した炭鉱跡だった。
そこを開拓して、森や体育館や元小学校校舎内に作品を展示し、カフェやイベント・スペースも併設し、真冬でも休館しない世界で唯一の屋外彫刻庭園を維持している。

一人目、函館工芸舎を切り盛りするDさんと再会した頃から、雪が舞い降り始める。
予定の行動をすべて取りやめ、陶芸家の旦那様の手作り品で埋め尽くされたお宅の窓から、ビールとおでんを友に雪月を堪能し、大好きなイサム・ノグチを語った。

何も予定を入れずにただ時を楽しむ。
台風接近の竹富島にも、そんな時間が流れていたような。
どうもさとされているような旅のワンシーン。

起床してみれば、10cm以上の積雪で、いきなり雪かきという北国のイベント。
湾を一望する亭でランチを頂き、そのまま汽車に乗り札幌を目指した。
函館でひたすら美しいモノを売る店と、花達を器に描く作家を知り、再会を約束する幸せを胸に車中へ…。

札幌は、駅上タワーで眺望と朝食も頂き、舞い降りる雪の行方を追った。
コートを購入して美唄に向かう、旅の目的地アルテピアッツァ美唄。
もう一人、心を彫った友人Tさんの北海道移住後の初個展。

一晩で30cm積もった初雪が、個展初日を白で包み、静寂と凛とした空気で出迎えてくれた。
なんだか自然と対話出来てるようなこの度重なる演出。

安田侃氏の作品とも、静かに対話して帰宅の報告をする。
偶然息子さんにも遭遇出来、一緒に御茶タイムを味わう事となる。
竹富島でも大活躍の野点セットの出番であった。

雪降る窓辺、それも大好きな場所での、至福のひと時。

photo:車窓の景色、雪の空・海・線路

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